お金を貯めることとリスクカバーの効果を両立!貯蓄型生命保険の活用事例

人生におけるリスクはいろいろありますが、お金を貯めることで備えられるリスクもあります。
いざという時のためのお金を用意する代表的な方法は積立預金をすることですが、貯蓄型生命保険を活用すれば、リスクへの対処と資金の用意が同時にできるメリットが得られます。
Contents
貯蓄型生命保険の仕組みと人生のリスク管理
貯蓄型生命保険の代表的なものとして、終身保険と養老保険が挙げられます。
終身保険とは、満期の設定がなく、死亡した場合に必ず生命保険金がもらえる保険契約です。
養老保険は満期の設定があり、満期までの保険期間中に死亡した場合でも、無事に満期を迎えた場合でも、同じ保険金額を受け取ることができる保険契約です。
両方とも、解約返戻金を受けとれる
いずれにしろ契約時に定めた保険金額を受け取ることができるタイプですので、支払った保険料の多くは保険会社で運用され残っています。
その為、途中で契約を解除した場合は、一定の解約返戻金を受け取ることができる点が特徴です。
※中には返戻金なしの掛け捨てタイプとして扱っているプランもありますので、契約時に確認は必須です。
保険契約で死亡に対するリスクに備え、資金が必要になった時は解約して資金化できるため、お金を貯めることとリスクカバーを両立できるのが貯蓄型生命保険を利用するメリットといえます。
税金の控除は忘れずに!長期で見れば大きい控除額
貯蓄型生命保険の保険料の支払いは、保険会社に資金を積み立てていくことと似ていますが、通常の積立預金と違い、税金面でのメリットも享受できます。それが生命保険料控除です。
所得税や住民税は、その人の所得に対して課税される税金ですが、生命保険料を支払っている人は、年間支払金額が8万円を超える場合、4万円の所得控除が受けられます。
その分所得が圧縮され、税負担が減ることになります。
税金控除の点を考えると、利回りは想像しているよりも大きい
預金の積み立てでは得られないこの効果を考慮すると、貯蓄型生命保険は、預金の積み立てと比較して利回りがかなり大きくなります。
契約時の年齢にもよりますが、保険料を支払う期間が長くなればなるほど、節税累計金額は大きくなります。
解約返戻金と満期返戻金・子供の独立とプラン変更
生命保険に加入する目的は、死亡時の遺族の保障である場合が多いでしょう。
特に、子供がまだ小さい家庭は、子供が独立するまでの生活費と教育費等をしっかり確保することが大切です。
そういった用途で生命保険を活用するのは有効でしょう。
臨機応変に対応出来るプランに
しかし、子供の独立が予定通りのタイミングで発生するとは限りません。
予想より長くなることもあれば、早めに独立の時期が来る可能性もあります。
また、別の目的で資金が必要になることもあります。
予定通りいけば、養老保険の満期保険金を活用すればいいですが、予定外の場合は、保険契約を解約して解約返礼金が得られますので、ライフプラン変更時にも機動的に対応することができるでしょう。
◆文: ふっくん(外部ライター)

コメントはありません。